【 目次 】
この先は不透明。今が買い時かどうかの意見がはっきり分かれる。
全国の20代~60代の不動産投資経験した男性111人に、これから不動産投資を検討している方が知りたいと考える3つのテーマ「不動産販売会社の選定について」「自己資金そして家賃収入」「不動産投資はいつが買い時か?」を軸にアンケート調査を実施。
今回は調査レポートの3回目、「不動産投資経験者が判断する買い時はいつなのか?」です。
不動産の買い時はいつ?
東京オリンピック開催、訪日インバウンド、ギリシャの財政破綻危機、日銀のマイナス金利導入、イギリスのEU離脱問題…。経済に影響を及ぼす国内外の状況は、時間とともに変化します。そして、それが経済にどのような影響を与えるかは誰にも予測できません。
株式でもFXでも投資はタイミングがすべてだという人もいます。きっとそれは間違っていないのでしょう。
それでは不動産投資はどうでしょうか。
そこで、不動産投資経験者に、今現在、不動産の買い増しを考えているか聞いてみました。
現在、マンション等の不動産の買い増しを考えていますか?
「買い増しは今のところ考えていない」が51.4%で約半数、そして「買い増しは考えているがまだ具体的に動いていない」が27.9%、「買い増しを検討していて具体的に動いている」が18.9%となりました。
買い増しは今のところ考えていない | 51.4% |
買い増しは考えているが、まだ具体的に動いていない | 27.9% |
買い増しを検討していて、具体的に動いている | 18.9% |
その他 | 1.8% |
「買い増しは考えているがまだ具体的に動いていない」と「買い増しを検討していて具体的に動いている」が合計で46.7%となり、買い増しを希望していない方と買い増しを希望する方は同じくらいの割合となりました。
次は、今が買い時かどうかを聞いてみました。
2016年現在、投資用物件は買い時だと思いますか?
「今は買い時ではないと思う」が36.0%、「わからない」が同率の36.0%、「買い時だと思う」が27.9%となりました。
今は買い時ではないと思う | 36.0% |
わからない | 36.0% |
今が買い時だと思う | 27.9% |
「買い時だと思う」がやや少ないものの、ほぼ均等に別れました。
それではそれぞれの理由について聞いてみましょう。
「今が買い時だと思う」と回答した方々の理由…
- オリンピックがあるため。
- 熊本地震による流通量の増加。
- 東京の物件は収益性は良いのですが、初期投資もそれなりにかかります。それよりも地方の中核都市の物件の方が、割安で収益性も良いのではないかと判断しています。
- 金利が底値かと。消費税も据え置きになった事から。
- 低金利でローンが安いうちが有利だと思います。
- 外国がより日本の土地を求めてきているなら。
- 金融面でチャンス。
- オリンピック前で土地が安いから。
- オリンピック開催と低金利。
- 東京五輪とドバイバブル。
- 金利が安いから。
- オリンピックが来るから。
- これ以上の値下がりは今のところないため。
- 景気の低迷が底を打った状況で、不動産の流動性が高まっているから。
- 東京オリンピックへの期待。
- 低金利。
- 今後高騰すると思うから。
「今は買い時ではない思う」と回答した方々の理由…
- 供給過剰。
- 日本の出生率が減少しており、空き室問題もよく聞くので。
- オリンピックに向け、あらかた上がりきったから。
- 低金利なので不動産を購入したい人が多く、物件が少し割高であると同時に競争が激しく掘り出し物を見つけにくいから。
- 景気が悪いほうに向かっている。
- 首都圏ではいいが、関西圏ではマンション価格が下がっている。
- すでに上昇が始まっているので、割高と考えるから。
- オリンピック後が望ましいから。
- 投資案件が少なく、不動産に集中しているため。
- 景気不安定。
- 現在物件価格が上昇しているので。
- オリンピック後値下がりすると思うので、その時に土地を追加購入する予定。
- 資材価格、人件費の高騰により、割高である。これに引きずられて中古物件も割高である。
- 震災やオリンピックで、物件の価格が上がりすぎている。
- 投資としては魅力的な時期の様な気もしますが、ややバブル気味で、将来人口減が目に見えて来だした時に、投資が回収出来るか心配。
- 地方ではまだ経済状態が悪い。
- 今はマンションが高騰しているので。たとえローン金利が低くてもやめた方が良い。
- それなりに大きな資金を扱うものであり、手持ち資金があり、十分な投資知識と経験を持つ人にとっては好機であろうが、大半の資産を持たない人にとっては長期的にリスク商品であると考えるため。
「わからない」と回答した方々の理由…
- 先が読みにくくなっていると考える。
- 世界景気がもう少し落ちてからが良いと思います。
- 2020年というデッドラインの見極めが必要。
- 景気の変動が見極められない。
- 買いか否かは物件を見ないと判断できないから。
- 空室のアパートが増えているから、今後の状況が分からない。
- 不確定要素が多く、予測はできない。
- アベノミクスや外人観光客も一時的なもので先が読めない。
- 地域によって異なると思う。同じエリアでも1キロ離れただけで全く違う状況の所もある。
- 現在の極極右翼政権でなくなれば,景気回復すると思う。国政選挙次第。
- 状況が流動的だと思うから。
- マイナス金利で借り入れしやすいが、人口が減少していくのが問題である。
今回は、不動産投資においての買い時に関する内容を紹介しました。
買い増しのときにもう一度把握しておきたい、物件選びのポイント等を以下記事で実例をあげてご紹介していますのでよろしければこちらもご覧ください。
関連記事:管理と物件が重要!不動産投資で家賃収入を得る方法を実例で紹介
調査概要
調査の企画: プロパティエージェント株式会社
調査の目的: 不動産投資経験者への意識調査
調査方法: Webアンケート
調査対象地域: 全国
調査母集団: 20代~60代の不動産投資経験者・男性
調査対象者: うちアンケートに回答があったユーザー
有効回答数: 111名
調査の期間: 2016年6月21日
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